火山国立公園のそばの小学校でゴリラのことを教えました

12月13日。小学校の子供たちに、森啓子が長年撮影してきたゴリラの映像を見せながら、
「森の中でゴリラたちはどんな暮らしをしているのかな?」
「なぜゴリラを守ることが大切なのかな?」
「ゴリラに見つめられたら、見つめ返さないといけないんだよ〜」
など、いろんなお話をしてきました。ゴリラのいる火山国立公園のそばに住んでいる子供たちでも、実際にゴリラを自分の目で見たことがある子は、実はとても少ないんです。ゴリラの映像を、子供たちは目を輝かせて見て、とても喜んでくれました。

今回は、ルシュビという地区の小学校に行きました。政府が進める国立公園の拡張計画のなかで、この地域は拡張用地に指定されています。そのため、ゆくゆくはこの地域の人々は移住してもらわなければなりません。公園を拡張することに対して彼らの理解と協力を得るためには、まずはゴリラがどんな動物なのかを知ってもらい、ゴリラを守る必要性を理解してもらうことが不可欠なのです。

「次世代の担い手になる今の小学生たちに、ゴリラの映像を見せながら環境教育をしてほしい」
以前からそんな要望を国立公園と学校関係者から受けていましたが、今回、地元NGOムヒシンビ(Muhisimbi)に協力して初めて行うことができました。

火山国立公園周辺のすべての小学校教育の監督を担っているジョゼフさん(緑のコートを着た男性)からも好評を頂きました。

子供たちが歓迎の歌を歌ってくれました。元気がいい!